難波じゃないのに 難波神社
難波神社 は、御堂筋に面したビルに囲まれた神社です。
主祭神は「仁徳天皇」で、大阪府松原市に反正天皇が柴籬宮(しばがきのみや)を開いた時に父帝を偲んで943(天慶6)年に創建された神社で、仁徳天皇を祀る最初の神社です。
その後、上本町、そして豊臣秀吉公が大阪城を築城した後の1583年に今の地に遷座しました。
1945年に第二次世界大戦の大阪空襲で全焼してしまい仮宮でしたが、1974年に再建されました。
昔は上難波荘と言う地名で、今の難波は下難波荘と言われていました。
源頼朝公に寄進された社領で、上難波には仁徳天皇様とお稲荷さん、下難波には素戔嗚尊(すさのうのみこと)様をお祀りしていました。
「難波大宮」と言われていました。
上難波神社と呼ばれていた時期もありましたが、いつしか主祭神である仁徳天皇様をお祀りしていて難波の中心だったことから難波神社と呼ばれるようになりました。
難波神社 のあれこれ
境内にある「稲荷神社」で金運アップ
商人の町だけあって稲荷信仰が盛んで江戸時代には、本社よりも末社の稲荷神社の方が有名で、「博労(ばくろう)町のおいなりさん」として親しまれていました。
氷を献じる珍しいお祭り「氷室祭」
仁徳天皇の兄にあたる額田大中津彦皇子が奈良の闘鶏野(つげの)に狩りに行った時に、地中に穴を掘り草などで氷をはさみ積み重ねることで、夏まで保存できる氷室(ひむろ)を見つけました。皇子はその氷を天皇に献上することにしました。天皇は大変喜ばれ10ヶ所の氷室を造らせました。
これを由縁に毎年7月20日、21日に夏祭り「氷室祭」が行われます。奉納された氷柱のかちわり氷を食べると夏負けしない。と言われています。
文楽座の名前のルーツ?と言われる神社
「人形浄瑠璃文楽座」の名前のルーツは、文化8(1811)年に植村文楽軒が始めた稲荷社文楽座です。
明治4(1871)年に西区松島に移りました。その後、反文楽軒派が「いなり彦六座」を境内に移しました。
御神紋が入った御朱印
老婆が毎年、端午の節句に堀江に生える花菖蒲を供えた故事によって花菖蒲が御神紋になったと伝えられています。
昔は堀江にも菖蒲が生えていたのですね、今は堀江界隈と言われてる人気のスポットですけどね。
御朱印をいただくと、紫があざやかな菖蒲(あやめ)の花をあしらった印を一緒に押していただけます。
華やかな感じがして、紅一点ってところでしょうか。
狛犬さんがちょっと珍しいかも
ここの狛犬さんは、蹴鞠が得意なのかもしれません。
足元に鞠があって今にも蹴りだしそうです。サッカーも得意かも。
町をぶらぶら
6車線一方通行の御堂筋を横目で見ながらぶらぶら
大阪市内には、「筋」と「通り」があります。
南北に走る道路は「○○筋」と言い代表的なのが御堂筋です。側道を入れて6車線の一方通行で、6車線の一方通行は珍しいと思います。
冬にはイルミネーションが綺麗です。東西に走る道路は「○○通り」と言います。
どちらかと言えば「通り」より「筋」の方が道路幅は広いようです。
本町から心斎橋まで心斎橋筋商店街をぶらぶら
御堂筋と平行して心斎橋筋商店街があります。
本町に近いこともあってなのか衣料品や小物雑貨等びっくりするほど安いお店から老舗のお店まで、多種多様なお店が並んでいます。
心斎橋筋商店街、戎橋筋商店街で、難波まで行くことができます。
レトロな喫茶店や食事をするところもあるのでのんびりぶらぶら歩いてみてはいかがでしょうか。掘り出し物が見つかるかも。
アクセス
〒541-0059 大阪府大阪市中央区博労町4-1-3
・電車でお越しの場合…地下鉄心斎橋駅3番出口または地下鉄本町駅13番出口を利用。両駅とも徒歩5分
・お車でお越しの場合…阪神高速1号環状信濃橋出口から
≪オフィシャル≫
http://www.nanba-jinja.or.jp/