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建築

島根県の国宝「松江城」

島根県にある国宝「松江城」

島根県松江市に築かれた江戸時代の城「松江城(別名”千鳥城”)」。現存する天守は国宝、城跡は国の史跡に指定されています。

そんな「松江城」の御朱印(御城印)は”松江産”の和紙で作られており、松江藩の歴代藩主であった「京極家」(平四つ目結)や「松平家」(丸に三葵)などの家紋があしらわれた、とてもシンプルな作りとなっています。
大手前駐車場から入城、すぐの観光案内所で頂くことができます。(ぶらっと松江観光案内所

松江城_foundjapan
松江城_foundjapan

「松江城」ってどんな城?松江藩の藩庁として栄えた260年間

松江城」は島根県松江市殿町にある平山城です。
築城年は江戸時代初期の1611年で堀尾吉晴(松江藩初代藩主・堀尾忠氏の父。忠氏は1604年に亡くなっており、吉晴は孫の忠晴の後見人として藩政を行う)によって築城されました。
もともと松江藩の藩庁は松江城から南東に直線距離17㎞(車で約36分)の所にある月山富田城(戦国時代には尼子氏の本拠地として有名)に置かれていました。しかし、堀尾吉晴は山城であった月山富田城を不便と感じ、1611年に松江城に移り松江藩の藩庁としました。
藩主は堀江氏が2代、京極氏が1代、松江松平氏10代が務めます。松江松平氏(初代・松平直政は徳川家康の孫)の時代に藩が財政難に陥りますが、朝鮮人参や木綿、そして鉄などを専売制とし、年貢米以外からも収入を得られるようにしました。
1873年の廃城令により天守以外の建造物が撤去され、天守も売却されることになりますが、地元の豪農や元藩士らが売却額(180円)と同額の金を国に治め、天守は保存されることになりました。2015年には天守が国宝に指定された他、戦後からは櫓や堀が復元され現在の姿になっています。

松江城_foundjapan

「松江城」の天守は「国宝5城」の中で1番最後に指定された

現在、日本には天守が国宝に指定されている城が5つあり、その中に「松江城」があります(他の4城:姫路城、松本城、彦根城、犬山城)。
「松江城」が国宝に指定されたのは2015年で、城が国宝に指定されたのは65年ぶりのことでした。
もともと「松江城」は戦前の国宝保存法により国宝に指定されていましたが、戦後に施行された文化財保護法により重要文化財に指定。
重要文化財となった一番の理由というのが建築された年代が不明という所にありました。

度重なる国宝指定の要望や松江藩成立400年を向かえた2007年から松江城の調査が改めて行われます。
2012年に城の近くにある松江神社の蔵から2枚の祈祷札が発見され、この祈祷札には「慶長16年(西暦1611年)」という時が書かれていました。
松江城の天守地階に、この2枚の祈祷札が打ち付けられていたと思われる釘穴が発見され、はめてみると一致。
これにより松江城は慶長16年に築城されたことが証明され国宝に指定されました。

「松江城」へのアクセス

〒690-0887 島根県松江市殿町1-5

  • JR山陰本線「松江駅」からレイクラインバスで「松江城大手門前」で下車。
  • 一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から市営バス(北循環線内回り)で「県庁前」下車。

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