ぶらり散歩で身近な日本史

神社仏閣

「 高幡不動尊 金剛寺」汗かき不動

東京・日野にある 高幡不動尊 は、成田山新勝寺などとともに関東三大不動の1つに数えられ、初詣には毎年30万人以上もの参拝客が訪れます。「高幡のお不動さん」と呼ばれ、地元の人たちを中心に古くから親しまれてきました。重要文化財となっている「不動堂」「仁王門」をはじめ、新撰組・土方歳三の位牌が納まる「大日堂」など見所が多く、アジサイの名所としても知られています。日野市は東京多摩地域の南部に広がるエリアで、「水の郷百選」に認定されるなど自然が多いことでも知られている街です。

高幡不動尊_foundjapan

高幡不動尊 の歴史

高幡不動尊 というのは通称で、真言宗智山派別格本山の寺院。正式名は高幡山明王院金剛寺です。
創建は平安時代初期とも言われ、東京都の中でも長い歴史があるお寺の一つです。慈覚大師円仁というお坊さんが清和天皇の命により、この地を東関鎮護の霊場と定めて山中に不動堂を建立し、不動明王をご安置したのが始まりとされています。

室町時代には「汗かき不動」と呼ばれ、多くの戦国武将に崇拝されました。鎌倉時代後期に発生した大風で不動明王像が破損した際、修復のために全身に塗られた漆が光を浴びると反射して「汗」をかいているように見えたため、戦勝祈願に来た武将の間で「不動明王が全身に汗をかいてお願いを聞いて下さる」と伝わったといわれています。

1779年の火災で、大日堂をはじめ大師堂、山門などを焼失しましたが、戦後になって仁王門、不動堂の改修、五重塔の建設などが次々と再建。見所満載のお寺として再び輝きを取り戻しました。

高幡不動尊_foundjapan
高幡不動尊_foundjapan

高幡不動尊 の見どころ

新撰組と土方歳三

高幡不動尊 は、新選組副長として活躍した土方歳三の菩提寺でもあり、総門の近くには土方歳三の銅像が建造されています。また、近藤勇の碑・新選組隊士慰霊の大位牌など、新鮮組に関連する歴史的なものが多く設けられており、奥殿には新選組の歴史的資料が多く保存されています。

高幡不動尊_foundjapan

仁王門と不動堂

不動明王をお祀りする不動堂の前を守護するように設けられている仁王門は、見る者を圧倒する壮大な建造物で、国の重要文化財に指定されています。邪悪なものを寄せ付けない迫力がある寄木造りの金剛力士像が左右に安置されています。

不動明王が安置されている不動堂も、仁王門と同じく国の重要文化財に指定されています。

高幡不動尊_foundjapan
高幡不動尊_foundjapan
高幡不動尊_foundjapan
高幡不動尊_foundjapan

奥殿と丈六不動三尊

不動堂の裏手にある朱色の建物・奥殿は、数多くの文化財を保管、展示する堂で、重要文化財の丈六不動三尊も安置されています。丈六不動三尊は総重量1100kg超、古来日本一と伝えられてきた像で、2002年、1,000年ぶりの修復作業が完了しました。

奥殿には土方歳三書簡や、土方歳三隊々旗「東照大権現」の幟など多数が収蔵されており、新選組ファンにとっては見逃せない場所にもなっています。

高幡不動尊_foundjapan

大日堂

境内で一番奥まった場所に設けられた大日堂は高幡山の総本山です。公開されている鳴り龍天井は有名で、堂内には平安時代に造られた大日如来像が安置されています。土方歳三の位牌や新選組隊士慰霊の大位牌などもお祀りされています。

高幡不動尊_foundjapan

梅雨に咲き誇る7,500株のアジサイ

高幡不動尊 は、豊かな緑に包まれた約30,000坪の広い境内と裏山の巡礼路の隅々まで、合わせて約250種7,500株ものアジサイが咲き誇ることでも有名です。毎年6月初旬から7月初旬まで「高幡不動尊あじさいまつり」が開催されます。

高幡不動尊_foundjapan
高幡不動尊_foundjapan

山内八十八ケ所巡拝

お遍路さんの愛称で知られる四国八十八ヶ所巡りは全国的にも有名ですが、高幡不動尊 にはその四国八十八ヶ所を参拝したのと同じご利益をいただける散策コースが設けられています。お遍路さんは、総距離1278.5kmで、徒歩だと約2ヶ月の日数を要すると言われていますが、ここでは約1時間ほどで八十八ヶ所を参拝することができるそうです。

高幡不動尊_foundjapan
高幡不動尊_foundjapan
高幡不動尊_foundjapan

高幡不動尊 へのAccess

所在地:東京都日野市高幡699

TEL: 03-3379-5511

最寄駅:
京王線・多摩都市モノレール高幡不動駅下車 徒歩5分

公式サイト:https://www.takahatafudoson.or.jp/

RELATED

PAGE TOP