鎌倉散歩 今日のぶらり散歩は鎌倉の極楽寺から長谷寺を散歩
鎌倉 は東京からも便利に行ける人気の高い観光スポットです。海や山に囲まれた自然に恵まれ、数多くの歴史ある寺院が存在します。今回は、鎌倉の極楽寺を起点にして長谷を散策します。長谷は、鎌倉でも特に人気のあるエリアで、美しい海岸線や絶景ポイントが点在しています。街並みを歩きながら、日本の古き良き風情を堪能しましょう。
鎌倉散歩 今日のルート
A.江ノ電でいざ「極楽寺駅」へ
B.慈悲の心で溢れている「極楽寺」
C.鎌倉古道の切通し
D.アジサイの寺 成就院
E.創業300年の和菓子屋「力餅家」
F.平安時代後期の創建「権五郎神社」
J.(ゴール)江ノ電 「長谷駅」
鎌倉散歩 スタート!
A.江ノ電でいざ「極楽寺駅」へ
極楽寺へ行くには、“江ノ電”の愛称で親しまれている電車に鎌倉駅から乗ります。江ノ電は、鎌倉駅と藤沢駅を結ぶ4両編成の電車。民家と民家の軒先や海沿い、一般道路の真ん中を走ります。
極楽寺駅は鎌倉から4つ目です。上下線の待ち合わせ駅である長谷駅を出発し、江ノ電で唯一のトンネル「極楽洞」を抜けると極楽寺駅に到着です。
駅は緑に囲まれた、ホームが1つだけのとても小さな駅です。古い木造の駅舎であることから関東の駅百選に選ばれています。可愛い駅舎はドラマや映画の撮影にも使われます。


駅の前を流れる極楽寺川には、今は使われなくなった水門がオブジェのように残っています。




B.慈悲の心で溢れている「極楽寺」
駅から歩いて5分の場所に極楽寺があります。
1259年(正元1)に僧侶である忍性によって建立され、全盛期には金堂や講堂、三重塔などの伽藍のほかに49の塔頭を備えた大寺院でした。
しかし合戦や火災、地震等により消失してしまい、今では山門とただ一つ残った吉祥院を本堂としています。

鎌倉散歩

忍性は鎌倉時代の僧侶で、奈良で生まれ、人生の後半を鎌倉で過ごし、貧民やハンセン病患者など社会的弱者の救済に尽力しました。極楽寺に人々を救済する家屋を建て、ハンセン病患者を背負って連れてきました。また病気や年老いた牛馬のための小屋も建てました。弱者の救済に努めた忍性は、福祉ボランティア活動の始まりとされています。
忍性のお墓は4月8日に参拝できます。


C.鎌倉古道の切通し
切通しとは、三方が山で囲まれた鎌倉へ入るための山を切り開いた道。極楽寺坂はその一つで、今は極楽寺駅から海岸線の方に抜ける道路となっています。

D.アジサイの寺 成就院
成就院は極楽寺坂を下る途中にあります。山門に続く石階段にはアジサイが植えられており、シーズンには多くのひとが訪れます。お寺の山門前では、鎌倉の海が望める最高の写真スポットであります。境内は小さいながらも四季折々の花が楽しめます。




📷撮影スポット、鎌倉の海をバックに

E.創業300年の和菓子屋「力餅家」
坂の下にある“力餅家”は創業300年以上の和菓子屋です。お店の定番商品「権五郎力餅」は、出来立てのお餅を小豆でくるんだ素朴な和菓子です。創業時から変わらない自家製・無添加の製法を守り、鎌倉土産の定番として愛され続けています。権五郎力餅は、消費期限が当日の生餅タイプと、消費期限3日の日持ちする求肥タイプの2種類があります。


F.平安時代後期の創建「権五郎神社」
地元の人には権五郎神社の愛称で親しまれている御霊神社は、源頼朝が鎌倉に幕府を開く前からあります。平安時代後期に鎌倉を治めていた大庭・梶原・長尾・村岡・鎌倉という5つの家の祖先を祀る為に建てられました。そしていつしか、武勇の誉れ高い鎌倉権五郎景正ひとりを祀る神社なりました。



G.(ゴール)長谷駅
江ノ電の長谷駅へと向かい、今日のさんぽは終わりです。


鎌倉 散歩ルートのおさらい
A.(スタート)江ノ電極楽寺駅
↓ 30m
B.極楽寺
↓ 350m
C.極楽寺切り通し
↓ 60m
D.成就院
↓ 200m
E.力餅家
↓ 800m
F.御霊神社
↓ 400m
G.江ノ電長谷駅
合計3.6km(施設内の移動は含みません)

極楽寺 へのアクセス
江ノ電極楽寺駅は、鎌倉駅から極楽寺駅までは7分程です。