ぶらり散歩で身近な日本史

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世界遺産「 宇治上神社 」平等院の鎮守社

宇治上神社 』の歴史

10円硬貨に描かれている平等院の鎮守社で、醍醐天皇が平等院を訪れた時に神位を与えたそうで明治維新までの正式名称は「宇治離宮明神」でした。
明治維新の後『 宇治上神社 』と「宇治神社」に分かれました。

御祭神は、応神天皇、仁徳天皇と応神天皇の末っ子の「菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)」様です。
菟道稚郎子様は、応神天皇の末っ子で学問に優れていたので後継ぎとして皇太子となりましたが、長子の大山守皇子は不服として、兵を差し向けますが、次兄の大鷦鷯尊(後の仁徳天皇)がいち早く察知し菟道稚郎子様に伝えたことにより返り討ちにあいます。
その後皇位を譲り合うのですが、自ら命を絶ち皇位を譲りました。お墓は宇治にあります。
学問の神様として信仰をされている菟道稚郎子様が祀られているので、学業成就、受験合格祈願にお参りする人が多いです。

拝殿は住宅建築に似ていて、平安時代の遺構としては興味深い建物だと言えます。

御朱印の種類が多すぎ?全部ほしくなります

御朱印は、通常の奉書だけではなく、種類がたくさんあります。
例えば宇治茶にちなんだ緑色の台紙「茶加美」に本物の印泥を使ったものや紫式部にちなんだ紫紺(しこん)の台紙に金字朱印で書かれた「離宮」、
四季それぞれに合わせた御朱印は、春らしく華やかな「花」、夏は爽やかな「紺碧」、秋はもみじの移ろいを表した「紅葉」、冬は御守りの紋になっているうさぎさんをモチーフにした「雪うさぎ」などがあります。

平等院の御朱印は鳳凰堂のもう1種類扱ってます。他にも違う色があり、書き置きは色が違うそうです。
全て宮司さんの手書きであるために、枚数が少ないので早い時間の参拝がおすすめです。
四季それぞれの御朱印をいただきに訪れてみてはいかがでしょうか。

絵馬の変わりに「願い人形」に書いてお願いを……

宇治上神社には絵馬がなく、変わりに「願い人形」に願いごとを書きます。
2種類ある「願い人形」には、神社に縁がある「うさぎ」が描かれています。

神社周辺の道を「菟道(うさぎのみち)」と書いて「うじ」と言っていたこともあり、かわいいうさぎさんのおみくじやお守りがあります。

平安時代にタイムスリップ「源氏物語ミュージアム」へ

観光に訪れた人に千年以上前の平安文化を楽しみながらわかりやすく紹介している施設です。
源氏物語の世界を模型や映像、文献や小説、資料などの書籍も多くあり、コンピュータによる情報交換ができるのは現代ならではですね。

宇治が舞台の「宇治十帖」の世界へ

源氏物語は五十四帖有りそのうち後ろ十帖のことで、宇治十帖は、人気を二分する光源氏の子、薫(かおる)と孫の匂宮(におうのみや)が大君と中君、浮舟姉妹との恋模様が描かれています。
現代にもつながる昼メロの王道かもしれません。
姉妹の父である八の宮は光源氏の異母弟との設定ですが、八の宮は菟道稚郎子がモデルと言われていて、邸宅もこの周辺にあったそうです。

長良川だけじゃない、宇治川でも鵜飼を見ることができます

鵜を使って魚を獲る漁法である鵜飼の歴史は古く、古事記や日本書紀、万葉集などにも記載されていて、971(天禄2)年に中古三十六歌仙に数えられた藤原道綱(ふじわらのみちつな)の母が奈良の長谷寺にお参りした時に、川岸からかがり火を焚いて夜通し鮎を獲っている鵜飼を見たことが「蜻蛉(かげろう)日記」に書いてあります。
宇治川の鵜飼は、仏教の影響で徐々に衰退していきましたが、1926(大正15)年に再興されました。
宇治川にかがり火が水面に映る姿は幻想的で圧倒的される美しさです。

宇治上神社 』へのアクセス

《所在地》
〒611-0021 京都府宇治市宇治又振37

《アクセス》
・京阪宇治線「宇治駅」から徒歩10分
・JR奈良線「宇治駅」から徒歩15分

《営業時間》
・9:00~16:30(※季節により変更有り)
・年中無休

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