ぶらり散歩で身近な日本史

「 小牧山城 史跡 」徳川家康ゆかりの地

愛知県小牧市民のいこいの場 史跡 小牧山の歴史

小牧山は標高85.9m、総面積21万㎡の小山で、平野の中に独立してそびえるため、山頂からは尾張平野を一望することができます。
永禄6年(1563)、織田信長は小牧山に築城し、清州から居城を移しました。
南に大手口を設け、大手道は直線的に中腹まで登り、右に折れて屈曲しながら山頂の主郭に至ります。

近年の発掘調査から、主郭の周囲には上下2段あるいは3段の石垣が巡り、主郭北西斜面で推定される石垣の高さは上段が2.5m~3.8m、下段1.2m~1.5mであり、傾斜角約70度で積み上げられていることが明らかになりました。
石垣背面の裏込石が崩れた土層からは「佐久間」と墨書された石材が見つかり、主郭南東側の二段下の曲輪では信長の館の一部となる可能性のある屋敷建物の一部が確認されるなど、 小牧山城 の当時の姿や機能を知る上での大きな成果が得られています。
永禄10年に岐阜へ移ると、 小牧山城 は廃城となり、城下町も衰えました。
天正12年(1584)の「小牧・長久手の戦い」では、織田信雄・徳川家康連合軍は信長の城跡に大規模な改修を加えて陣城としました。
現在小牧山に残る土塁や堀などの遺構の多くは、この時の 小牧山城 の姿です。
江戸時代には小牧山は尾張藩領となり、大切に保護されます。
そして昭和2年(1927)10月26日の国の史跡指定を契機として昭和5年には尾張徳川家から小牧町(当時)へ寄贈され、現在に至っています。

れきしるこまき 小牧山城 史跡情報館・小牧市歴史館

小牧山城 史跡情報館

平成26年(2014)より基本構想の築定をはじめ、平成31年(2019)4月25日に開館しました。
常設展示室では、発掘調査で明らかとなった織田信長が築いた小牧山城の石垣や城下町、小牧・長久手の戦いなど、小牧山を取り巻く歴史を模型や映像を多く使ってわかりやすく紹介しています。
また、企画展示やワークショップ、講演会や講座を行うスペースを設けており、小牧山に関する最新の情報を提供する施設です。
博物館の紹介として最新の映像技術が使われており、とてもおもしろい施設だと思います。

小牧市歴史館

小牧市歴史館は名古屋市在住の実業家、平松茂氏が私財を投じて建設し、小牧市に寄付されました。
休憩スペースや展示エリアがあります。

史跡 小牧山城 跡情報

普段、運動していない人には少しキツイですね。
訪れた日はあいにく天気が悪く、景色はあまりよくなかったです。

《所在地》
・愛知県小牧市堀の内一丁目1番地

《営業時間》
・開城/9:00
・閉城/16:30
・最終入城

《料金(入城料・見学料)》
・大人/100円
・小人(小・中学生)/30円※土日祝日は入館無料
⦿休館/第3木曜日・年末年始(12/29~1/3)

《アクセス》
・こまき巡回バス「間々本町」「小牧市役所前」からすぐ
・名鉄バス「小牧市役所前」からすぐ

🚋…名鉄小牧線「小牧駅」から徒歩25分
🚙…名神高速道路「小牧IC」から5分
東名高速道路「小牧IC」から5分

小牧山城 史跡 の駐車場情報

小牧山城 史跡 の公式サイト

お出かけの際には必ず公式サイトを確認してください。
公式サイトは こちら

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