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「東福寺」紅葉の名所

東福寺ってどんな寺院?京都五山の1つに数えられている寺院

東福寺は京都市東山区にある臨済宗東福寺派の大本山寺院です。
正式名は「慧日山 東福禅寺」と言い、“東福”という字は奈良の東大寺と興福寺の二大寺から一字ずつ取ったといわれています。

1236年に摂政の九条道家(子には鎌倉幕府第4代将軍の藤原頼経がいる)によって建立が始まり1255年に完成しました。

初代住職(開山)には宋での修行を終え日本に帰国していた禅僧・円爾(えんに、死後に聖一国師の諡号を贈られる)が迎えられました。

1334年(建武元年)に京都五山の1つに列せられると室町幕府や江戸幕府の将軍からも保護を受け、最盛期には境内に70以上の塔頭が置かれ京都最大規模の禅宗寺院となりました。

※京都五山・・・京都にある臨済宗の寺院の寺格。1386年に足利義満によって最終的に定められる。東福寺は第四位。

※塔頭(たっちゅう)・・・本寺の境内にある小寺。「~院」や「~庵」など。

明治時代には神仏分離や大火による主要建物の焼失、さらには日露戦争での捕虜収容所によって規模が縮小しましたが、大正から昭和にかけて主要建物が再建され現在では国宝や

重要文化財の宝庫となりました。

境内には何がある?日本最大級の禅寺には国宝や重文が多数ある!

明治時代に規模が小さくなった東福寺ですが、現在でも25の塔頭を有する大寺院で境内には国宝と重要文化財(※以下、重文)が多くあります。

建造物では、国宝には1425年に将軍・足利義持によって再建された「三門」(現存する禅寺の三門では日本最古)があり、重文には1347年に再建された「禅堂」(中世から残る日本唯一の坐禅道場)や「東司」(とうす、室町時代前期の日本最古の“トイレ”)、さらには聖一国師を祀る「開山堂」など18の建造物があります。

建造物以外では、国宝には円爾の師である無準師範の肖像画(1238年の作)や墨蹟(1237年の筆、師から与えられる修行の証し)などあり、重文には本尊の「釈迦如来立像」や平安初期の鋳造と言われている「銅鐘」など、多くの絵画・彫刻・工芸品・古文書があります。

東福寺は紅葉の名所としても有名!“東明寺三名橋”と見る紅葉!

国宝と重文の宝庫として有名な東福寺ですが、紅葉の名所としても有名で紅葉シーズンに訪れるのがオススメです。

そして、紅葉とセットで見てほしいのが“東福寺三名橋”です。

東福寺の境内には「洗玉澗(せんぎょくかん)」という渓谷が東西を横切るようにあり、その上に架かっているのが「臥雲橋(がうんきょう)」「通天橋(つうてんきょう)」「偃月橋(えんげつきょう)」の3つの橋です。

臥雲橋

臥雲橋」は一番西側にある木造の橋です。

生活道路となっているため拝観料などはかかりませんが、紅葉シーズンは大変混雑します。

通天橋

通天橋」は真ん中にある橋です。

方丈(住職の居所)と開山堂を結ぶ橋で1番紅葉が美しく見られる橋です。

本来は修行するためにかけられた橋でもあり拝観料が必要です(※後述)。

偃月橋

偃月橋」は1番東側にある木造の橋です。

1603年の建築で重要文化財に指定されています。また、日本百名橋にも選ばれています。

 

アクセス

〒605-0981 京都市東山区本町15丁目778

JR西日本奈良線および京阪電気鉄道京阪本線「東福寺駅」から徒歩10分。
京阪電気鉄道京阪本線「鳥羽街道駅」から徒歩8分。
バス停「東福寺」から徒歩4分。

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