生田神社の由来と御利益を紹介!
御祭神である稚日女尊(わかひるめのみこと)は、太陽・光の女神・機織りの神です。
縁結び・健康長寿・生業守護の御利益があるとされています。地元神戸では、「いくたさん」と呼ばれます。
由来は、神宮皇后摂政(じんぐうこうごうせっしょう)元年(西暦201年)三韓よりの帰途、今の神戸港の沖合で船が進まなくなった為に神占を行ったところ、稚日女尊が現れ、「私は活田長峡国(いくたながおのくに)に居りたい」と話したので、海上五十狭茅(うみがみのいさち)によって祀られました。
神戸の街のオアシス生田神社~スポットに足を運び縁担ぎしよう!
史蹟 生田の森
社殿の北側には古の面影を残す「生田の森」が鎮守の社として広がっています。
『枕草子』に「森は糺の森、信太の森、生田の森・・・」と詠まれ、様々な書物にも記されています。
樹齢500年を超える4本の御神木は霊妙な力を湛え、幸せをもたらすといわれております。
源平の合戦 古戦場
平安末期、旧福原京を中心に、西の木戸口を摂津と播磨の国境須磨一ノ谷、東の木戸口を生田の森・旧生田川として砦を築き、源平の合戦「生田ノ森一ノ谷の合戦」が行われました。
謡曲には源氏方「箙(えびら)の梅」、平家方「生田敦盛」として伝えられています。
灘の美酒 発祥の宮
古代、朝鮮の要人が日本を訪れた際に、「難波(なにわ)上陸の前に敏売崎(みぬめのさき)にて、生田神社の神職が醸した神酒をもてなした」と記されています。
神職がもてなすとは、心身を清める「祓い」、そして遠路よりの来訪を歓迎し「慰労」するという重大な意味があり灘の銘酒の起源と関わりがあると考えられています。
神戸の地名は生田神社から
大同元年(806年)に朝廷より当神社をお守り・お世話する家として「神戸44戸を賜った」とされます。
この「かんべ」の名が訛り「こんべ」、そして「こうべ」となりました。
水みくじ
生田の森の川に浮かべると文字が浮き出るおみくじです。
御朱印
生田神社と神戸七福神・弁財天の御朱印があります。
ハート♡の絵馬
生田神社オリジナル縁結びのハートの絵馬です。
参拝にいった筆者が選ぶお守りベスト3位を発表~縁結び篇
・幸守り「八重の糸」
「幸せな日々を織り成し幾重にも彩ある人生にありますように」と願いに寄り添うお守りです。
・桜恋守
幸せな恋を生み育みます。
・縁結び守「たまき」
生田神社の祭神「稚日女尊」は機織りの神であり、糸と糸を織り成すように良き縁を結ぶといわれています。よい縁が続くことを祈願してあります。
アクセス
〒650-0011 神戸市中央区下山手通1丁目2-1
TEL:078-321-3851
JR三ノ宮駅、私鉄各線三宮駅より北へ徒歩10分