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「 長谷寺 」西国第8番目の札所

『 長谷寺 』ってどんな寺院?「花の御寺」の名で知られる真言宗の寺!

長谷寺 』は奈良県桜井市にある初瀬山の中腹にある神社です。(※他県の長谷寺と区別するために「総本山長谷寺」とも呼ばれる)
また、 長谷寺 がある初瀬山には約7,000株の牡丹が植えられていることから「花の御寺」とも呼ばれています。
創建の時期ははっきりしていませんが、8世紀前半(奈良時代)の頃に、道明という僧侶が天武天皇の病気平癒を願って三重塔を建立(現在の本 長谷寺 )したのが始まりとされています。
平安時代になると観音霊場として貴族の信仰を集め、藤原道長も参拝に訪れたといいます。

1588年には豊臣秀吉から追われた新義真言宗の門徒が入山したことで、以後、真言宗豊山派の総本山寺院となります。
また、『枕草子』や『源氏物語』といった有名な古典文学にも登場する寺院でもあります。

『 長谷寺 』1番のおすすめスポットは断崖に建てられた国宝『本堂』!

長谷寺 』での1番のスポットは国宝に指定されている「本堂」です。
この「本堂」の見所はなんと言っても断崖に建てられている所で、京都の清水寺の「舞台」と同じ懸造りで建築されています。
※懸造り・・・長い柱と貫(ぬき)を組み立てて建物の床を支える建築方法

「本堂」の内部は、正堂・相の間・礼堂から成っていて、本尊は高さ10mもある重要文化財の「十一面観音像」です。
ちなみに、「本堂」は奈良時代の創建以降に7回の焼失と1回の建て替えが行われ、現存するものは1645年に徳川家光の寄進で建てられたものです。

長谷寺 の重要文化財、総門「仁王門」と本堂まで続く「登廊」!

『 長谷寺 』には国宝の「本殿」以外にも、多くの重要文化財があります。
中でも、「仁王門」と「登廊」は見所です。

まず「仁王門」は長谷寺の総門にあたる楼門で、左右には仁王像、楼上には釈迦三尊像と十六羅漢像が安置されています。

現在の「仁王門」は1894年に再建されたものですが、上を見上げたとき見える「長谷寺」という額字は後陽成天皇(第107代目天皇、1571年~1617年)の直筆と言われています。

次に「登廊」です。
この「登廊」は1039年に春日大社の社司・中臣信清が子の病気平癒の礼として造り、399段の石段が本殿まで続いています。
また、「登廊」は上登廊・中登廊・下登廊に分かれていて、風雅な木でできた廊と長谷型の燈籠がつるされています。
春なると「登廊」の左右には美しい牡丹が咲きます。
他にも「鐘楼」や「長谷寺本坊」といった重要文化財もあるので、ぜひ見てください。

『 長谷寺 』へはどうやって行くの?入山時間や入山料などの料金は?

《所在地》
〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731-1

《電車・バスでのアクセス》

  • 近鉄大阪線「長谷寺」駅から徒歩15分
  • 奈良交通バス「長谷寺参道口」より徒歩10分

《入山時間》
4月~9月/午前8時から午後5時
10月~11月・3月/午前9時から午後5時
12月~2月/午前9時から午後4時30分

《入山料金》 
※括弧内は団体30名以上
大人/500円(450円)       中高生/500円(350円)  小学生/250円(200円)

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