等々力渓谷 散歩 今日のぶらり散歩 等々力渓谷・九品仏
等々力渓谷は東京23区内唯一の渓谷で、川沿いの遊歩道を歩きながら自然の景観を楽しむことができます。都会のオアシスとも言える等々力渓谷と、奥沢城跡に僧侶・珂碩が1678年開山した緑濃い九品山浄真寺。東急大井町線がつなぐ2つのエリアを散歩します。
A.(スタート)東急大井町線等々力駅
等々力渓谷の最寄駅は、東急大井町線等々力(とろどき)駅。等々力駅は渋谷駅から自由が丘駅経由または二子玉川駅経由、どちらからでも約20分ほどの位置にあるアクセスの良い便利な場所です。今日のスタートは、等々力駅南口です。
等々力渓谷の読み方
等々力は「とどろき」と読みます。多摩川を挟んで、東京都世田谷区と神奈川県川崎市中原区と2つあります。
等々力駅のある東急大井町線は自由が丘の次が「九品仏(くほんぶつ)」「尾山台(おやまだい)」「等々力(とどろき)」「上野毛(かみのげ)」そして二子玉川と難解な名前の駅が続いています。
B. 等々力渓谷 公園入口
駅から道順の案内板に沿って商店街を歩くこと約5分で、等々力渓谷公園の入口に着きます。
階段を下ると都会のオアシス、等々力渓谷が広がります。
等々力渓谷 の斜面には200万年前の地層が露出し、横穴古墳群も発掘されました。自然、歴史の両面で東京の来歴を学べるスポットです。多摩川の支流である谷沢川の流れを感じながら、都心とは思えぬ秘境的な自然を楽しめます。
階段を降りながら目に飛び込んでくるのが「ゴルフ橋」と呼ばれてい赤い橋。名前の由来は、昭和の初めに旧下野毛、等々力村に広大なゴルフ場があったことにあります。
C. 等々力渓谷
等々力渓谷 の斜面には200万年前の地層が露出し、横穴古墳群も発掘されました。自然、歴史の両面で東京の来歴を学べるスポットです。多摩川の支流である谷沢川の流れを感じながら、都心とは思えぬ秘境的な自然を楽しめます。
等々力渓谷 は谷沢川の浸食によってできた全長1kmほどの渓谷です。武蔵野台地を構成している地層を間近に見ることができ、露出した粘土層には化石も見られます。
遊歩道を歩きながら、植物や地層を観察し、川面に映る木々を楽しめる贅沢な散歩。
澄んだ湧き水や太古からの貴重な植物など見所満載です。
D.不動の瀧と等々力不動尊
等々力不動尊発祥のもととなった不動の瀧。八百数十年前、興教大師様がご開創された領域で、都内では数少ない歴史と伝統のある修行場です。
E.日本庭園・書院
等々力不動尊の向かいに日本庭園があります。入口は2つありますが、かぶき門は上品な雰囲気で、日本情緒を味わいたい方におすすめです。
門を入ると竹林が両サイドに続き、書院は石畳の階段上にあります。日本庭園は1973年に、書院は1961年に建てられました。庭園は、有名な庭師である飯田時樹さんによって設計されました。全国的にある飯田さん設計の庭園は開発で失われており、等々力渓谷公園の日本庭園は非常に貴重です。庭には石灯籠としだれ桜があります。書院の建物も当時のまま保存されています。庭には日当たりの良い芝生広場もあり、そこからの眺めも美しいです。
等々力不動尊の横手から目黒通り、環八をぶらぶら歩いて九品仏を目指しましょう。
F.九品山 唯在念佛院 淨眞寺
東急大井町線九品仏駅近くにある九品山唯在念佛院浄真寺は浄土宗のお寺で、「九品仏」の名で親しまれています。 江戸時代初期に高僧 珂碩上人によって建てられ、延宝6年(1678年)第4将軍徳川家綱より奥沢城跡地が与えられました。 御堂を配置し、阿弥陀如来像が9体納められ創建されました。
御堂は「江戸名所図絵」(1836年発行)に描かれている間取りとほぼ同じです。
最初に見えるのが「総門」です。 大きな屋根が、参拝者を迎えてくれます。現在、この門の屋根には銅板が組み込まれていますが、1965年以前は茅葺き屋根でした。
「閻魔堂」には閻魔大王がいます。 人は亡くなると、7日目に三途の川に到着します。 三途の川には大王の配下である懸衣翁・奪衣婆という老夫婦がいます。三途の川を渡る運賃の変わりに老婆の奪衣婆が死者の服を剥ぎ取り、川のほとりの木に吊るします。 木の枝の垂れ度合いにより生前の罪の重さが決まります。
G.(ゴール)九品仏駅
スタートした東急大井町線等々力駅の2つ先の九品仏駅が今回のゴールです。
等々力渓谷 ・九品仏散歩コースのおさらい
A.(スタート)東急大井町線等々力駅
↓ 140m
B.等々力渓谷公園入口
↓ 2m
C.等々力渓谷
↓ 650m
D.不動の瀧と等々力不動尊
↓ 3m
E.日本庭園・書院
↓ 1900m
F.九品山 唯在念佛院 淨眞寺
↓ 240m
G.(ゴール) 東急大井町線九品仏駅
合計2.9km(おおよその距離です)