『 土佐神社 』の御神体と社殿
「 土佐神社 」は、長曾我部元親公ゆかりの神社で、地元の人からは「しなね様」と親しみを込めて呼ばれています。
御祭神は、大国主命様の子「味鋤高彦根神(あじすきたかひこねのかみ)」様とひと言で物事を解決すると言われている珍しい「一言主神(ひとことぬしのかみ)」様の二柱をお祀りしています。
「味鋤高彦根神」様は、国造りや農工商など色々な産業繁栄の神様として多くの信仰を集めています。
広い境内は約一万坪で、ドラマのロケ(NHK大河ドラマ「龍馬伝」)も行われました。
国の重要文化財に指定されている本殿、拝殿、幣殿は、1570(元亀元)年に長曾我部元親公が再興しました。
昔から「とんぼ」は勝ち虫と呼ばれていたことと関係があるのかもしれませんが、「入蜻蛉(とんぼ)形式」と呼ばれる建築様式で、上から見ると本殿に向かって蜻蛉(とんぼ)が飛び込むような形に建てられています。凱旋を報告する社という意味があるようです。
『 土佐神社 』の境内
神秘の森”しなねの森”
森は10分位で一周することができ、歩いていると樹齢800年を超える杉の御神木があり、歴史を感じます。
輪抜け祓い所や磐座(いわくら)も森の中にあり、市内にあるとは思えないくらい空気が違うことを感じ、自然からもパワーをいただくことができます。
御神木の杉の木が、倒木の恐れがあったために伐採された木の根元が輪切りになった状態をお祀りしています。
切り株をくぐることができ、心身を清め、大木の長寿にあやかって長寿やたくましさを授かることができると言われているパワースポットです。
パワースポット神様が投げた石”つぶて石”
一言主神様が少し離れた浦の内にお祀りされていましが、住むにふさわしい地を求めて幅2メートル、長さ3メートルほどの石を投げて落ちた場所がここだと言われています。
土佐神社の中では最強のパワースポットと言われています。
ご利益の分だけ”お守り”もいろいろ
開運のお守りやかわいい御守りなど種類もいっぱい、迷ってしまいます。
気にいった御守りを探して見てはいかがでしょうか。御朱印帳も売っているので忘れてしまっても大丈夫ですし、記念に買うのもいいのではないでしょうか。
周辺の見どころ
「高知県立歴史民俗資料館」
長曾我部家の居城があった岡豊城の跡地にある歴史系の総合博物館です。高知の歴史、文化、暮らしなどを展示している他2階には長曾我部家の歴史がわかる貴重な資料などが展示されています。
ミュージアムショップでは、ここにしかないオリジナルグッズを販売しているのでお土産にいかがですか。お城の跡地を散策することもできるので、長曾我部元親公に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
皇室御用達、老舗のお宿「城西館(じょうせいかん)」
今は近代的な建物ですが、明治7年創業の歴史あるお宿です。温泉でないのが残念ですが、最上階にあるお風呂からは高知城下を見渡すことができ、湯上り茶屋「城見櫓」からは、ライトアップされた幻想的な高知城を見ることができます。藁(わら)焼きかつおを食べることができ、食べ方も塩からオリジナルソースまで、色々なかつおを食べて見てはいかがでしょうか。
「 土佐神社 」へのアクセス
〒784-8131 高知県高知市一宮しなね2-16-1
・高知ICから県道384号線、車でおよそ10分
・「土佐一宮駅」より徒歩20分
・「土讃線高知駅」からバスで約30分「一宮神社前」下車、徒歩5分
土佐神社 の駐車場情報
土佐神社 の公式サイト
お出かけの際には必ず公式サイトを確認してください。
公式サイトは こちら