ぶらり散歩で身近な日本史

散歩

福岡散歩 福岡市天神・旧市街 博多の祇園駅周辺で楽しむ散歩コース

歴史情緒あふれる博多の街並みを散策しませんか?このコースでは、祇園駅を起点に、博多町家ふるさと館、櫛田神社、福岡アジア博物館など、博多の歴史と文化を感じられるスポットを巡ります。 約3キロの散策ルートで、博多の多彩な魅力を存分に味わいながら、歴史ある寺院や伝統的な商店街、美しい庭園や現代的な建造物を通り抜け、博多ならではの食文化も楽しめます。地元の人々の生活を垣間見ながら、福岡の魅力を発見しましょう。

はじめに

福岡市の概要と街散歩の目的

福岡市は九州地方の玄関口として知られ、豊かな歴史と現代的な魅力が融合する都市です。古くは「博多」と呼ばれ、交易や文化交流の中心地として栄えました。現在も歴史的な名所や伝統文化が色濃く残る一方で、ビジネスや観光の拠点としても発展しています。福岡市は、グルメ、ショッピング、文化施設が豊富で、多彩な魅力を持っています。

この街散歩の目的は、短時間で福岡市の文化と歴史を知り、その魅力を味わうことです。限られた時間の中で効率よく主要な観光スポットを巡り、福岡の豊かな文化遺産を体感しましょう。フライトまでの限られた時間でも、福岡市のエッセンスを十分に感じることができるルートをご紹介します。

散歩ルートの全体像と所要時間

この街散歩ルートは、福岡市の主要な観光スポットを徒歩で巡る約3キロのコースです。徒歩での所要時間は、おおよそ2〜3時間を見込んでいます。各スポットでの滞在時間や見学のペースに合わせて調整してください。

ルートの詳細

A.祇園駅  スタート
交通の便が良く、観光の拠点として便利
↓ 300m
B.博多町家ふるさと館福岡の伝統的な町家を再現し、博多の歴史や文化を紹介する施設
↓ 50m
C.櫛田神社
博多の総鎮守で、博多祇園山笠などの祭りで有名な神社
↓ 450m
D.福岡アジア美術館
アジア各国の現代美術を中心に展示しているユニークな美術館
↓ 550m
E.福岡市赤煉瓦文化館
明治時代に建てられた歴史的建物で、カフェや会議室として借りることができる
↓ 350m
F.旧福岡県公会堂貴賓館
明治期の代表的な洋風建築で、美しい庭園とともに公開されている
↓ 150m
G.福博であい橋
那珂川に架かる美しい橋で、福岡市の風景を一望できるスポット
↓ 1km
H.祇園駅  ゴール
交通の便が良い駅に戻り、今日の散歩は終わりです

このルートは、福岡市内の主要な観光名所を短時間で回ることができます。歴史的な建物や神社、美術館を巡りながら、福岡の多様な文化を体感してください。それでは、各スポットの詳細を順に見ていきましょう。

福岡市天神・旧市街 博多の祇園駅周辺で楽しむ散歩コース スタート

A.祇園駅 交通の要

祇園駅の紹介

祇園駅は福岡市博多区に位置し、博多エリアの交通の要となっています。JR九州の在来線や新幹線が発着し、福岡空港へのアクセスも便利です。周辺には商業施設や観光スポットが集まり、博多の中心地として賑わいを見せます。

祇園駅は福岡市地下鉄空港線の駅でもあり、博多エリアの中心に位置しています。博多駅から一駅とアクセスが良く、観光の拠点として非常に便利です。駅の周辺には歴史的な名所や文化施設が集まっており、福岡市の魅力を感じるための絶好のスタート地点です。

祇園駅を出発点として、周辺には歴史と文化を感じられるスポットがたくさんあります。短時間で効率よく巡ることができるこのエリアは、福岡市の多彩な魅力を体感するのに最適です。それでは次に、博多町家ふるさと館の詳細を見ていきましょう。

B.博多町家ふるさと館  昔の博多へタイムスリップ

博多町家ふるさと館の歴史と役割

博多町家ふるさと館は、明治時代から大正時代にかけての博多の町家を再現した施設で、福岡市博多区冷泉町に位置しています。1995年に開館し、博多の歴史と文化を保存・伝承する役割を担っています。館内には、当時の生活様式や町家の構造を忠実に再現した展示があり、訪れる人々は博多の歴史的な生活文化を体感することができます。

館内の見どころ

1. 町家の復元
博多町家ふるさと館のメインは、博多の伝統的な町家を忠実に再現した建物です。建物は商家の住居部分と店舗部分に分かれており、当時の生活様式をそのまま再現しています。これにより、訪問者は明治・大正時代の博多の商家の暮らしをリアルに感じることができます。

住居部分
畳敷きの居間や台所、寝室など、当時の生活が偲ばれる内装が特徴です。細部まで丁寧に再現されており、当時の生活の息吹を感じることができます。

店舗部分
博多の商家の店舗部分も再現されており、店頭には当時の商材が展示されています。商人たちの活気あふれる日常が垣間見えるような展示が魅力です

2. 展示室
博多町家ふるさと館には、町家の再現展示に加えて、博多の歴史や文化に関する資料が展示された展示室もあります。ここでは、博多の発展の歴史や祭り、工芸品などに関するさまざまな展示が行われています。

博多祇園山笠の展示
博多の夏を象徴する「博多祇園山笠」の展示は必見です。祭りの歴史や山笠の作り方、祭りにまつわるエピソードなどが紹介されています。ミニチュア模型や映像資料もあり、祭りの迫力と魅力を感じることができます。

博多織の展示
博多織は博多の伝統的な織物で、その美しさと技術は世界的にも評価されています。展示室では、博多織の制作過程や歴史、実際の製品を見ることができます。

地元の工芸品や伝統文化の紹介

博多町家ふるさと館では、博多の伝統工芸品や文化も紹介されています。地元の職人たちの技術や文化の伝承が感じられる展示が多数あります。

博多織
博多織は、博多の伝統工芸品として有名な織物で、その歴史は鎌倉時代にまで遡ります。緻密で美しい柄と丈夫な質感が特徴で、帯や小物などに用いられています。館内では、博多織の実演やワークショップも開催されており、実際に織物を体験することができます。

博多人形
博多人形は、博多の伝統的な焼き物で、その繊細な表情と色彩が特徴です。館内では、博多人形の制作過程を紹介する展示や、実際の作品を見ることができます。博多人形は古くから日本国内外で高い評価を受けており、福岡の文化を代表する工芸品です。

地元の祭りと行事
博多は、祭りや行事が豊富な地域としても知られています。博多祇園山笠や博多どんたくなど、年間を通じてさまざまなイベントが開催されます。館内では、これらの祭りや行事に関する資料や映像が展示されており、博多の活気あふれる文化を感じることができます。

博多織の実演

博多町家ふるさと館 アクセス

住所:博多区冷泉町6-10
tel/fax:092-281-7761
営業時間:9~6月は10:00~18:00(入館は17:30まで)、8月は9:00 
休館日第4月曜(祝日の場合は翌平日)、12月29 日~31日
入館料:展示棟のみ200円(中学生以下無料)
公式ウェブサイトこちらから

博多町家ふるさと館は、博多の歴史や文化を深く理解するための貴重な施設です。明治・大正時代の町家の再現展示や、博多祇園山笠、博多織などの伝統工芸品の紹介を通じて、博多の魅力を存分に体感してください。次に、櫛田神社の詳細を見ていきましょう。

C.櫛田神社 博多の守護神

櫛田神社の歴史と由来

櫛田神社(くしだじんじゃ)は、博多の総鎮守として長い歴史を持つ神社です。創建は757年(天平宝字元年)とされ、博多の守護神として崇められてきました。櫛田神社は、須佐之男命(すさのおのみこと)、大幡主命(おおはたぬしのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)を主祭神として祀っており、厄除け、商売繁盛、家内安全など多くのご利益があるとされています。

境内の見どころ

1. 楼門
櫛田神社の入口にある楼門は、見事な彫刻が施された立派な門です。博多祇園山笠の飾り山笠が展示されていることもあり、祭りの雰囲気を感じながら参拝のスタート地点となります。

2. 本殿
神社の中心である本殿は、壮麗な建築様式で建てられており、その美しい装飾と落ち着いた雰囲気が印象的です。参拝者はここで手を合わせ、心静かに祈願することができます。

3. お多福面
境内には、巨大なお多福面(おたふくめん)が設置されています。これをくぐると厄除けや開運のご利益があるとされています。お多福面は福岡のシンボル的存在であり、多くの参拝者が記念写真を撮るスポットとなっています。

4. 恵比須像
商売繁盛の神様として知られる恵比須(えびす)像も見どころの一つです。恵比須像の前で手を合わせ、商売繁盛や成功を祈願することができます。

祭りとイベントの魅力

櫛田神社は、年間を通じてさまざまな祭りやイベントが開催され、多くの人々で賑わいます。

1. 博多祇園山笠
櫛田神社といえば、毎年7月に開催される「博多祇園山笠」が最も有名です。この祭りは、700年以上の歴史を持ち、福岡の夏を象徴する一大イベントです。祭りのクライマックスである「追い山」では、櫛田神社をスタート地点に、飾り山笠が市内を駆け抜けます。迫力ある光景と祭りの熱気は、一度見ると忘れられない体験となるでしょう。

2. 櫛田神社節分大祭
2月には「櫛田神社節分大祭」が行われ、節分の豆まきや厄除けの儀式が執り行われます。多くの参拝者が福を呼び込むために訪れ、賑やかな雰囲気が漂います。神社では鬼の面をかぶった人々が豆をまき、厄払いを行う伝統的な行事が楽しめます。

3. 櫛田神社秋祭り
秋には「櫛田神社秋祭り」が開催されます。この祭りでは、豊作を祈願する神事や、地元の伝統芸能の披露が行われ、地域の人々が集まる楽しいイベントです。美しい秋の風景とともに、伝統文化を感じることができます。

山笠を作成中

櫛田神社 アクセス

住所:福岡市博多区上川端町1-41
tel:092-291-2951
営業時間:開門時間 4:00〜22:00、社務 9:00〜17:00 
博多祇園山笠公式ウェブサイトこちらから

櫛田神社は、博多の歴史と伝統が息づく重要な神社であり、訪れる人々に深い感動を与えます。美しい境内や魅力的な祭り、イベントを通じて、福岡の豊かな文化を体験してください。次に、福岡アジア美術館の詳細を見ていきましょう。

D.福岡アジア美術館 天神の中心地で現代アート

福岡アジア美術館は、福岡市中央区天神のアクロス福岡ビル内に位置しています。天神の中心地にあるため、アクセスも非常に便利です。

所要時間

美術館内をゆっくりと見学するには、2〜3時間程度を見込んでおくと良いでしょう。特別展示が開催されている場合は、さらに時間を確保することをおすすめします。

常設展示と特別展示のハイライト

1.アジアギャラリー
アジア各国の現代美術作品を展示するギャラリーです。日本、中国、韓国、東南アジア諸国など、多様なアジアの文化と芸術が一堂に会します。絵画、彫刻、インスタレーションなど、さまざまな表現形式の作品を楽しむことができます。

2.交流ギャラリー
美術館のアーティスト・イン・レジデンスプログラムで滞在したアーティストたちの作品を展示しています。現代のアジアの芸術シーンをリアルタイムで感じられる貴重なコーナーです。

3.特別展示
福岡アジア美術館では、定期的に特別展示が開催されます。過去には「アジアの現代アート展」、「東南アジアの伝統工芸展」、「アジアのポップアート展」など、多彩なテーマで展示が行われています。特別展示は期間限定であり、訪れる度に新しい発見があるのが魅力です。

美術館の建築とその魅力

福岡アジア美術館の建物自体も見どころの一つです。アクロス福岡ビル内に位置し、現代的なデザインと機能性を兼ね備えています。

建築の特徴
1.現代的なデザイン
美術館の建物は、ガラスと鉄骨を多用した現代的なデザインが特徴です。外観はスタイリッシュであり、内部は広々とした展示スペースが確保されています。

2.開放的な空間
美術館内は、開放的な空間設計が施されており、自然光が差し込む明るい雰囲気です。大きな窓からは、天神の街並みを眺めることもできます。

3.アクロス福岡ビルの一部
美術館は、アクロス福岡ビルの高層階に位置しており、ショッピングや食事を楽しむことができる施設も併設されています。美術館見学の前後にビル内の他の施設を利用することもおすすめです。

アートカフェではアジアのアート・旅に関する約1 万冊の書籍を自由に閲覧することができます。

美術館の魅力
1.国際的な視点
福岡アジア美術館は、アジア各国の美術を紹介することで、国際的な視点を提供しています。アジアの多様な文化や歴史を背景にした現代美術作品は、訪れる人々に新しい視点を与えてくれます。

2.交流と学びの場
美術館では、アーティストやキュレーターとの交流イベント、ワークショップ、講演会などが定期的に開催されています。これにより、来館者はアートを通じて学びと交流の機会を得ることができます。

福岡アジア美術館 アクセス

住所:福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル7・8階
tel:092-263-1100
観覧時間:9:30〜 18:00(金曜・土曜は20:00まで)※ギャラリー入室は閉室30分前まで
開館時間:9:30〜 19:30(金曜・土曜は20:00まで)
交通: ・地下鉄-福岡市地下鉄空港線「天神駅」から徒歩約5分,地下鉄七隈線「天神南駅」から徒歩約5分
    ・バス-天神バスセンターから徒歩約5分
    ・車-アクロス福岡ビルには駐車場も完備されていますが、周辺の駐車場も利用可能
公式ウェブサイトこちらから

福岡アジア美術館は、アジアの現代美術を通じて、文化や歴史の多様性を感じることができる魅力的なスポットです。美術館の見事な建築とともに、豊富な展示内容を楽しみながら、福岡市の文化を深く理解する時間を過ごしてください。次に、福岡市赤煉瓦文化館の詳細を見ていきましょう。

E.福岡市赤煉瓦文化館 辰野金吾設計の重要文化財

赤煉瓦文化館の歴史

福岡市赤煉瓦文化館は、1909年に完成した歴史的建造物で、旧福岡県公会堂貴賓館として建設されました。設計者は、日本を代表する建築家の辰野金吾と片岡安。二人は、東京駅や日本銀行本店なども手がけたことで知られています。戦後、一時期は図書館として使用されていましたが、現在では文化施設として多くの人々に親しまれています。1981年には国の重要文化財に指定され、その歴史的価値が認められています。

辰野金吾と片岡安による建築

辰野金吾の功績と影響
辰野金吾(1854-1919)は、日本の近代建築の父と称される建築家で、東京駅や日本銀行本店など、日本を代表する建築物を手掛けたことで知られています。辰野金吾の設計は、英国のヴィクトリア朝ゴシック様式の影響を受けており、赤煉瓦と白い石材を組み合わせたデザインが特徴です。福岡市赤煉瓦文化館もこのスタイルを踏襲しており、赤煉瓦の重厚感と石材の優美さが調和しています。 辰野金吾の功績は、建築だけでなく教育にも及びます。彼は東京帝国大学(現在の東京大学)工学部建築学科の教授として、多くの後進を育成しました。その影響力は計り知れず、日本の近代建築の発展に大きく貢献しました。

片岡安の役割と協力
片岡安(1862-1913)は、辰野金吾の弟子であり、共に多くの建築プロジェクトに携わりました。片岡安もまた、日本の近代建築の発展に寄与した重要な建築家であり、辰野と共に福岡市赤煉瓦文化館を設計しました。片岡安の設計スタイルは、師である辰野の影響を受けながらも、独自の感性を加えたものでした。福岡市赤煉瓦文化館では、彼の繊細なデザインと緻密な建築技術が随所に見られます。特に、内部の装飾や細部のディテールにおいて、片岡の才能が発揮されています。

建築の特徴とデザインの魅力

福岡市赤煉瓦文化館は、辰野金吾と片岡安の共同作品として、彼らの建築理念が凝縮された建物です。この建物のデザインには、以下のような特徴と魅力があります。

1.赤煉瓦と白い石の調和
建物の外観は、赤煉瓦と白い石材のコントラストが美しく、見る者に強い印象を与えます。このデザインは、辰野が得意とする英国風のヴィクトリア朝ゴシック様式の影響を受けています。

2.装飾的なファサード
建物の正面には、装飾的なアーチや柱、窓枠が施されており、繊細で優雅な印象を与えます。これらの装飾は、片岡安のデザインセンスが反映されています。

3.高い天井と広い空間
内部は高い天井と広い空間が特徴で、開放感があります。大きな窓からは自然光が差し込み、明るく快適な環境を提供しています。

4.細部へのこだわり
階段や手すり、ドアノブなどの細部に至るまで、細かい装飾が施されています。これらのディテールは、片岡安の緻密な設計が感じられる部分です。

福岡市赤煉瓦文化館は、辰野金吾と片岡安の協力によって生まれた、歴史的かつ芸術的価値の高い建築物です。その美しさと機能性を兼ね備えたデザインは、訪れる人々に感動を与え続けています。この建物を訪れることで、日本の近代建築の魅力と、二人の建築家の偉業を感じることができるでしょう。

福岡市赤煉瓦文化館アクセス

住所:福岡市中央区天神1-15-30
tel:092-722-4666
開館時間:9:00〜 22:00
休館日:毎月最終月曜日(祝日のときは翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
公式ウェブサイトこちらから

福岡市赤煉瓦文化館は、その歴史的な価値と美しい建築、充実した展示やイベントを通じて、多くの人々に愛されています。周辺の風景とともに、福岡の豊かな文化を体感し、素晴らしい時間を過ごしてください。次に、旧福岡県公会堂貴賓館の詳細を見ていきましょう。

F.旧福岡県貴賓館 ガイドツアーがお勧め

貴賓館の歴史と役割

旧福岡県公会堂貴賓館(きひんかん)は、1910年に福岡県の迎賓館として建設されました。設計は、辰野金吾の弟子である吉武長一が手掛けました。明治から大正時代にかけて、日本の近代化の象徴として建てられたこの貴賓館は、国内外からの賓客を迎えるための重要な施設として利用されました。

当時の福岡は、国際的な貿易港として発展しており、多くの外国人や政府高官が訪れる場所でした。貴賓館は、こうした要人をもてなすための施設として建設され、豪華な宴会や会議が行われました。戦後も、福岡県の重要な迎賓施設として活用され、現在では歴史的建造物として一般公開されています。

建物の見どころ

旧福岡県公会堂貴賓館は、その豪華な建築と繊細な装飾が見どころです。

1.外観
建物の外観は、明治期の西洋建築様式を取り入れたデザインで、レンガ造りと白い石材が美しいコントラストを成しています。立派な玄関ポーチや大きな窓が特徴的で、重厚感と優雅さを兼ね備えています。

2.内部装飾
内部は、細部にわたる美しい装飾が施されています。シャンデリアやステンドグラス、豪華な家具などが当時のまま残されており、歴史の重みを感じさせます。特に、大広間の天井画や壁面の装飾は一見の価値があります。

3.大広間
貴賓館の中心にある大広間は、広々とした空間と豪華な装飾が特徴です。大きなシャンデリアが輝き、格式高い雰囲気が漂います。ここでは、多くの重要な会議や宴会が開かれてきました。

公開イベントとガイドツアー情報

旧福岡県公会堂貴賓館では、さまざまな公開イベントやガイドツアーが行われています。

公開イベント
1.歴史展示
貴賓館の歴史や建築に関する展示が定期的に行われています。資料や写真、模型を通じて、貴賓館の歩みやその役割を学ぶことができます。

2.音楽会や演奏会
豪華な大広間では、クラシック音楽のコンサートや演奏会が開催されます。美しい音楽と歴史的な建物の雰囲気が融合した特別な時間を楽しむことができます。

ガイドツアー情報
1.定期ガイドツアー
定期的にガイドツアーが実施されており、専門のガイドが貴賓館の歴史や建築の見どころを詳しく解説してくれます。ツアーの参加には予約が必要な場合があるので、事前に確認してください。

2.特別企画ツアー
季節ごとに特別企画ツアーが開催されることもあります。例えば、庭園の見どころを巡るツアーや、特別展示に合わせた解説付きツアーなど、さまざまなプログラムが用意されています。

旧福岡県貴賓館アクセス

住所:福岡県福岡市中央区西中洲6-29
tel:092-751-4416(福岡県教育委員会)
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(祝日のときはその翌日)、12月29日~1月3日
公式ウェブサイトこちらから

旧福岡県公会堂貴賓館は、その歴史的価値と美しい建築、そして庭園の魅力が詰まった貴重な施設です。公開イベントやガイドツアーを通じて、より深くこの場所の魅力を感じることができます。次に、福博であい橋の詳細を見ていきましょう。

G.福博であい橋 二つの町を繋ぐ橋

福博であい橋の紹介と歴史

福博であい橋は、福岡市中央区の那珂川に架かる歩行者専用の橋で、博多と福岡をつなぐシンボル的な存在です。この橋は、1995年に開通し、福岡市の新しいランドマークとなりました。「であい橋」という名前は、川を挟んで分かれていた二つの町、博多(福岡市の旧称)と福岡の人々が出会い、交流を深める場としての役割を象徴しています。

橋のデザインは、シンプルでありながら洗練されており、橋全体が美しくライトアップされる夜には、幻想的な雰囲気を醸し出します。また、川の両岸にある天神地区と中洲地区を結ぶため、観光客や地元の人々にとって非常に便利な歩行ルートとなっています。

橋からの眺めと写真スポット

福博であい橋からの眺めは、福岡市内でも屈指の絶景スポットです。

1.川と市街地のパノラマビュー
橋の上からは、那珂川の流れとともに両岸に広がる市街地のパノラマビューを楽しむことができます。特に夕暮れ時には、川面に映る夕陽と街並みが美しく調和し、ロマンチックな景色を堪能できます。

2.夜景
夜になると、橋がライトアップされ、那珂川に映る光の反射が幻想的な雰囲気を作り出します。さらに、周囲のビルやネオンの光が一体となり、福岡の夜景を彩ります。この美しい夜景は、カメラを持った観光客に人気の撮影スポットです。

3.写真スポット
橋の中央部には、記念撮影用のスポットが設けられており、ここで撮影すると、背景に那珂川と福岡市の景色が一望できます。昼間の明るい景色から、夕方のマジックアワー、そして夜景と、時間帯によって異なる風景を楽しめるため、何度でも訪れたくなる場所です。

博多の川辺を散策

博多川に架かる長さ78.2mの歩行者専用の橋で、2011年に開通しました。橋の上からは、博多の街並みや博多港の景色を楽しむことができます。特に、ライトアップされた夜の景色はロマンチックで、デートスポットとしても人気です。

福博であい橋アクセス

住所:福岡市中央区西中洲
開館時間:24時間通行可能

福博であい橋は、その美しい景観と便利な立地、そして周辺の豊富な散策スポットが魅力の橋です。橋からの眺めや川沿いの散策を通じて、福岡市の魅力を存分に味わうことができます。では祇園駅へ戻ります。

H.祇園駅

スタートした祇園駅に戻り、今日の散歩は終わりです。お疲れ様でした。

福岡散歩 博多の祇園駅周辺で楽しむ散歩のおさらい

A.(スタート)祇園駅
↓ 300m
B.博多町家ふるさと館
↓ 50m
C.櫛田神社
↓ 450m
D.福岡アジア博物館
↓ 550m
E.福岡市赤煉瓦文化館
↓ 350m
F.旧福岡県貴賓館
↓ 150m
G.福博であい橋
↓ 1Km
H.祇園駅

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