浅草散歩 今日のぶらり散歩は浅草
平安時代に創建され、1400年近い歴史をもつ都内最古のお寺「浅草寺」。
浅草寺の門前町として江戸時代より人・金・物が集まり、商売、文化、芸能の街として発展しました。
今も昔も東京一の観光地として人々を魅了しつづける 浅草散歩を楽しみます。
浅草散歩スタート!
A.4つの浅草駅
浅草へのアクセスは4つの路線、4つの駅があり、全く違うところに出てしまうので注意が必要です。
- 東京メトロ銀座線「浅草駅」
- 都営浅草線「浅草駅」
- 東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)「浅草駅」
- つくばエクスプレス「浅草駅」
「つくばエクスプレス」の浅草駅のみ雷門から少し離れた場所にあり徒歩約10分程度。それ以外の駅は全て浅草寺から5分程度です。
B.雷門
最寄りの駅は4つありますが、どこからでも徒歩5分程度で「雷門(かみなりもん)」に到着します。
巨大な提灯を掲げ、鮮やかな朱塗りの門は、いつの時代も変わらぬ浅草のシンボルです。正式名称は「風雷神門(ふうらいじんもん)」。945(天慶5)年、平公雅(たいらのきんまさ)が祈願成就のお礼として作られたもので、正面右側に風神、左側には雷神が奉安されています。
幾度となく焼失と再建を繰り返し、現在の雷門は松下電工の創設者「松下幸之助」が1960年に寄進したものです。
C.仲見世
仲見世通りは享保年間(1688~1736)頃創建され、日本で最も古い商店街と言われています。
約250mの通りには約90件の店舗が並び、軒や看板、白い石畳など、統一された日本的な美しさは、外国人にも人気です。
また、お店が閉じている時にしか見られないシャッターには、画家の平山郁夫氏により、絵三社祭や隅田川の花火、ほおずき市などの浅草の年中行事や歴史を伝える絵が描かれています。
D. 浅草寺
推古天皇36年(628年)開創という都内最古の寺院。
近くを流れていた川で漁をしていた兄弟の網にかかった聖観世音菩薩が、現在まで祭られているといわれ、長い歴史の中で焼失、再建、補修を繰り返し現在までその姿を残しています。
明治時代には境内横に日本初のエレベーターを備えた展望台が作られるなど、いつの時代も観光地や霊場として栄え、コロナ前は、国内外から年間を通して約3000万人が訪れていました。
門の裏側には10年ごとに奉納される大わらじがあります。長さ4.5m、幅1.5、重さ500Kgという大きさは、仁王さまの力を表しています。
浅草寺山門の「宝蔵門」をくぐると、左手に「五重塔」が見えてきます。五重塔の屋根には意味があり、下から地(基礎)、水(塔身)、火(笠)、風(請花)、空(宝珠)を表しているそうです。
浅草寺の本堂(観音堂)は、645年(大化元年)、僧侶の勝海上人が夢で見たお告げにより建立されたのがはじまりとされていますが、戦災で焼失し、1958年に再建されました
E. 浅草神社
浅草 寺から右に進むと 浅草 神社が見えてきます。
浅草 寺の本尊を発見した檜前浜成(ひのくまのはまなり)・武成(たけなり)兄弟と、その像を安置した土師真中知が祭神(はじのあたいなかとも)、この三人を祀った三社権現(さんじゃごんげん)がその後浅草神社となりました。
三社祭は江戸三大祭の一つ。徳川家光が寄進した社殿は国の重要文化財に指定されています。
F.伝法院通り
宝蔵門から仲見世通りを戻り、仲見世通りと交差する「伝法院通り」を散歩します。江戸の街並みを再現した通りです。
約200メートルの通りほどの街並みは、火の見やぐらや鼠小僧のオブジェなど江戸時代の情緒が楽しめます。
G.待乳山聖天
大根と巾着のお供えする“夫婦仲が良くなる”と言われているお寺。
正式名称は本龍院(ほんりゅういん)、歓喜天(聖天)を本尊とすることから待乳山聖天(まつちやましょうでん)と呼ばれています。
境内各所に見られる巾着や大根は、御利益を表しています。
大根は良縁を成就し、夫婦仲良く末永く一家の和合を示し、巾着は財宝で商売繁盛を表しています。
大根と巾着の形をした不思議なデザインの門が各所に配されています。
H.今戸神社
「今戸神社(いまどじんじゃ)」は浅草名所七福神の一つ、縁結びのパワースポットとして知られ、縁結びのイベントなども開催しています。
また、招き猫発祥の地といわれ、多くの招き猫が祀られています。
本殿では夫婦の招き猫が出迎えてくれます。境内のいたるところに猫の置物が置かれていて、猫好きでなくても楽しめます。
I.隅田公園
「伝法院通り」を戻り、隅田川に向かって歩くと「隅田公園」です。隅田川をはさんで墨田区と台東区に約1kmに渡って両岸沿いに広がる珍しい公園です。隅田川沿いを行き交う船をやスカイツリーを眺めながら散歩します。
都内初の河川敷のオープンカフェで一休みして今日の散歩は終わりです。
浅草散歩ルートのおさらい
A.(スタート) 浅草 駅
↓ 200m
B.雷門
↓ 350m
C.仲見世
↓ 150m
D. 浅草 寺
↓ 100m
E. 浅草 神社
↓ 400m
F.伝法院通り
↓ 950m
G.待乳山聖天
↓ 300m
H.今戸神社
↓ 1200m
I.隅田公園
↓ 100m
J.(ゴール)浅草駅
合計3.8km(施設内の移動は含みません)
浅草散歩の穴場
浅草文化観光センター
浅草文化観光センターは、雷門前の台東区の観光案内施設です。トイレや無線LAN、授乳室、おむつ替えベッドなどもありとても便利。
建築は隈研吾によるもので目を引きます。
展望テラス
最上階の8階には誰でも無料で立ち入りができる展望テラスがあります。
浅草のまちや東京スカイツリーが一望できるビュースポットです。