随心院 は絶世の美女!と名高い”小野小町”ゆかりのお寺「大本山 随心院 」。
「 随心院 」は、京都山科の梅の名所としても名高いお寺です。
遅咲きの「はねずの梅」など約200本の紅白梅が咲き乱れる梅園。
童女姿の可愛い子供たちの踊りは綺麗で思わずにっこりさせられる「はねず踊り」が三月最終日曜日に開催されます。
桜と梅の花々と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
小野小町を偲ぶ土地の童唄と踊り「はねず踊り」と「 随心院 」
では、はねず踊りと随心院についてご案内します。
「 随心院 」ってどんなお寺?
「随心院」は世界三大美女と言われた「小野小町」の実家があり、女官として仕えた仁明天皇没後に小町が余生を過ごした場所とされています。
境内には、小町ゆかりの史跡が数多く残されています。
小町が化粧をする際に使った「化粧井戸」、
小町に寄せられた文を下張りに作られた「文張」、
小町に宛てた恋文を埋めた「文塚」などがあります。
文塚を作れるほど沢山の恋文を貰った小町!
小町に想いを寄せた深草少将(ふかくさのしょうしょう)の百夜通いが有名な伝説として残されていますが、どれほどの美女だったのか…羨ましい限りです。そんな小町ゆかりのお寺ということから、恋愛のパワースポットとしても知られています。
「 随心院 」の魅力
その他にも随心院では、秋にミス小野小町コンテストが行われるなどバラエティ豊か、ミスに選ばれる人は、毎年和装の似合う方です。春には230本もの梅の花と、桜のコラボレーションも見事!
豊臣秀吉の醍醐の花見で有名な「醍醐寺」に実はとても近い場所にあるにも関わらず、桜の時期でもしずか〜に梅と桜を楽しむことが出来ます。紅葉の時期にはライトアップもあり、幻想的な秋の京都を楽しむことが出来ます。
はねず踊り
「はねず踊り」は、深草少将の白夜通いの童歌に合わせて男女4人の子供に踊らせたことを起源としています。
深草少将が雨の日も雪の日も小町の元へ通い続けたにも関わらず最後の最後で命を落としてしまう…という悲劇ですが、はねず踊りでは、悲劇的な部分をユーモラスな内容に変えてあり、楽しんで観覧出来ます。
踊りを披露するのは、小学校高学年の童女たちで、はねず色の衣装に身を包んで踊る姿は美しく、愛らしくもあります。
はねず踊りの後に披露される白拍子姿の女性たちによる舞も美しく見応え抜群です。
随心院 由緒あるお寺ながらも現代に合わせて楽しめるスポット
「随心院」は、絶世の美女である小野小町ゆかりのお寺として長い歴史のあるお寺です。
その一方で、美女のお守りやミス選出など現代の人にも楽しむことが出来るイベントを打ち出す魅力的なお寺。
はねず踊りを見るもよし、梅や桜、紅葉を愛でるもよし!「随心院」は現代(いま)に合わせて楽しめるスポットです。
ぜひ一度、訪ねてみてはいかがでしょうか?
大本山 随心院 へのアクセス
≪住所≫ 〒607-8257 京都府京都市山科区小野御霊町35
≪開門時間≫・9:00~16:30
≪アクセス≫・京都地下鉄 東西線「小野駅」より徒歩5分
≪オフィシャル≫http://www.zuishinin.or.jp/