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神社仏閣

「三峯神社」秩父三社

三峯神社」は、1900年以上の歴史を持つ神社

三峯神社」は埼玉県秩父市三峰山にある神社(標高1,102m)で、秩父神社宝登山神社(ほどさんじんじゃ)とともに「秩父三社」に数えられています。
「三峯山」とは、妙法が岳白岩山雲取山の三つの山を指します。

創建は景行天皇年代(西暦71年~西暦130年)と言われ、東征中の日本武尊(景行天皇の皇子)が三峰山に登った際に伊弉諾(いざなぎ)と伊弉冉(いざなみ)の国造りを偲んで創建したのが起源と言われています。
伊弉諾、伊弉冉は、日本神話に登場する神さまで、神話において日本国土を作ったとされています。

奈良時代に入り仏教が盛んになると神仏習合により仏教色が強くなり、明治維新まで神事も僧侶が行っていました。
鎌倉時代に入ると三峰山の信仰が広まり、とくに東国武士から崇敬されるようになります。

しかし、南北朝時代(1336年~1392年)に足利氏と敵対した武士らが三峰山に隠れたために、「三峯神社」は社領を没収され以後140年もの衰退期を向かえます。
1503年に修験者(山伏)の月観道満が三峰山の荒廃を嘆き、復興したいという思いから約27年の全国行脚を行い、復興資金を募り1530年に復興を果たしました。
明治維新後は神仏分離より寺院が廃され、「三峯神社」として現在まで至っています。

三峰神社_foundjapan
三峰神社_foundjapan

  静かな山中に存在する「三峯神社」は狛犬ではなく”狼”が守神

三峯神社」がある三峰には古くから御眷属信仰(山犬信仰)というものがあります。
この御眷属とはオオカミ(山犬)のことを指しています。

普通の神社では狛犬が入り口に置かれていますが、「三峯神社」ではオオカミを守神として鳥居の前に置かれており、境内の至る所に狼の像が置かれています。

なぜ狛犬ではなく狼なのかというと、この神社を創建したとされる日本武尊が三峰山に登った際に、オオカミが道案内をしてくれたと言われているからです。
また、オオカミはその勇猛さから様々な災いを除くと言われ、親しみを込めて「お犬様」や「御眷属様」と呼ばれています。

そのため、「三峯神社」では「御眷属拝借」というご祈祷があります。
これは、御眷属様(オオカミ)を御神札として一年間拝借し、災害や病気などから地域や一家の守護を祈るというものです。
三峯神社」に参拝をしに来た際には、「御眷属拝借」のご祈祷をしてみてはいかがでしょうか?

三峯神社」の神気や霊気のエネルギーを体内に吸収することで、体内は浄化され、新しい活力を得られる。「三峯神社」にはそんなパワーが宿っているような気がします。

三峰神社_foundjapan
三峰神社_foundjapan

 「三峯神社」へのアクセス

〒369-1902  埼玉県秩父市三峰298-1

●「西武秩父駅(西武鉄道)」から西武バス(急行)に乗り三峯神社で下車。約1時間30分。
●「御花畑駅(秩父鉄道)」から終点の「三峰口駅」で下車。そこから西武バスで三峯神社へ。

オフィシャル

http://www.mitsuminejinja.or.jp/

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