湯島天神 は学問の神様である「菅原道真」が祭られています。そのため多くの受験生が参拝に訪れますが、実は 湯島天神 は有数の「パワースポット」として有名なのはご存じでしょうか?宝くじ運や縁結び、病回復まで効果があると言われている、そんな魅力あふれる 湯島天神 をご紹介します。
湯島天神 とは
湯島天神 は外国人の方も多く訪れる有名な観光スポットです。新宿や渋谷から電車で約35分というアクセス性の良さが一つのポイント。特に学問の神様である「菅原道真」が祭られていることから国内外問わず多くの受験生が訪れています。
湯島天神 は458年に雄略天皇の名によって建立され神社。祭られている神様は天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)と学問の神様こと菅原道真公(すがわらみちざねこう)。平成12年までは湯島神社や湯島天神という名称でしたが、現在は湯島天満宮の名称となっています。
天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)のご利益
天之手力雄命は日本神話に出てくる「大地の神様」です。天之手力雄命は、天岩屋に閉じこもり、暗闇の世にした天照大神を岩屋から外へ引きずり出し、この世に太陽を復活させたと言われている神様です。古来より、勝運や開運の神様と言われており織田信長や天之手力雄命を信仰していたとされています。
今でも「必勝の神様」としてスポーツ選手や勝負事がある方が参拝されます。
・スポーツ向上
・災難・厄除け
・技芸上達
・五穀豊穣
・開運招福
・必勝祈願
菅原道真のご利益
学問の神様と言われている菅原道真は「合格祈願」や「学業成就」のご利益があると言われています。
そのため受験生や就活生などの方が多く参拝されます。湯島天満宮は必勝の神様である天之手力雄命と学問の神様が祭られているため、非常に縁起がいい場所と言えます。勝負事や受験の前にはぜひ訪れたい場所といえるでしょう。
・合格祈願
・学業成就
湯島天神 の見どころ
毎年45万人が訪れる梅まつり
2月上旬から3月中旬まで「梅まつり」が開催されています。こちらの梅まつりは毎年45万人が訪れるほど有名なイベントです。樹齢100年近い約20品種の梅の木が綺麗な彩を見せてくれます。梅の特徴として8割が白梅ということがあげられます。8割の白と2割のピンクの梅が見せるコントラストは見る人を魅了するほどです。
湯島天神 の梅の歴史は古く江戸時代から続いており、梅まつりは昭和33年から行われています。湯島天神が昔から多くの人に愛されてた証拠にこんな歌があります。
「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘れそ」
これは菅原道真公が京都を離れて太宰府へ旅立つ前に詠んだ歌で、飛梅伝説もあるくらいです。歴史と伝統がある梅を見に行くのも楽しみの一つといえるでしょう。
銅製の表鳥居
この鳥居は湯島天満宮の表鳥居になります。銅製の鳥居としては、都内に現存する物の中で最も最古のものであり、東京都の有形文化財に指定されています。
歴史を感じる鳥居なので訪れた際はぜひ触ってみたり写真をとってみたりしてはいかがでしょうか?
宝物殿
境内内にある宝物殿。お祭りの時に使われるお神輿をはじめ 湯島天神 に関わりのある歴史的なものが展示されています。
地下には菅原道真の絵画を中心に展示しており、歴史を学ぶことができます。宝物この外観は細微な彫刻が施されており、内部も趣がある空間と観光客の方に
人気のスポットです。拝観時間や料金がかかるため注意しておきましょう。
社殿
湯島天満宮( 湯島天神 )の社殿は、造り方が特徴的。本殿とその手前にある拝殿が幣殿という建物で結ばれている権現造りです。権現造りとは、江戸時代幕府が主導で建立された寺社仏閣に多く使われています。
徳川家康が大きく関係している、日光東照宮は日光東照宮をはじめとして江戸時代に幕府主導で建立された寺社仏閣によく見られます。
現在の社殿は1995年(平成7年)に建て替えられた総檜(そうひのき)造りです。屋根の三角の部分(妻)が他の権現造りで建てられた建物より大きいのが特徴です。拝殿内部には松尾敏男画伯の筆による龍の天井画が描かれています。
絶対欲しい湯島天神の鉛筆
湯島天満宮( 湯島天神 )で合格祈願をすると鉛筆がいただけます。この鉛筆は六角形が多い鉛筆の中で、四角形の珍しい形のものです。
これは「五を欠く=合格」というメッセージが込められているとともに、四角い形状は「平穏」や「安定」を意味するとされています。
湯島天神へのアクセス
所在地:東京都文京区湯島3-30-1
TEL: 03-3836-0753
最寄駅:
JR山手線・京浜東北線「御徒町駅」下車 徒歩8分
東京メトロ千代田線「湯島駅」下車 徒歩2分
東京メトロ銀座線「上野広小路駅」下車 徒歩5分
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」下車 徒歩5分