ぶらり散歩で身近な日本史

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金剛福寺 108体の仏像を要する四国第38番札所

「 金剛福寺 」は四国の最南端、足摺岬を見下ろす丘の中腹にあります。
お大師様は、岬の先に広がる太平洋の大海原に観世音菩薩様の理想の聖地である「補陀落」の世界を感じ、嵯峨天皇に申し出て勅願を賜り伽藍を建立し弘仁13年、お大師様49歳の頃に開創したと言われています。
御本尊は「千手観音菩薩」様です。

金剛福寺 」の広大な境内は、四国遍路でも最大級

「金剛福寺」の境内は12万平方メートルの広さがあります。池があり、お寺の境内にある日本庭園って感じです。
存在感のある多宝塔、本堂はじめ多く建物があり、108体の仏像もありがたい見どころです。池越しに見ればまた趣があります。

境内から見る緑の樹海、青くキラキラ光る海、断崖に押し寄せ砕ける波の白、自然が創り出す雄大な色のコントラストには圧倒されます。
人工物である白い灯台も自然と調和していて、絵になる風景です。

金剛福寺|Found Japan(ファウンドジャパン)

金剛福寺 」は札所間の距離が最長!だからこその「宿坊」

第37番札所から約90キロメートルと、四国遍路の中でも最長です。
歩けば30時間以上、途中で2泊以上する工程となり、車でも高速道路はなく国道になるので約2時間かかります。
第39番札所へも約40キロメートルあり、まさに「修行の道場」です。
そんな「金剛福寺」には、嬉しくなる”宿坊”があります。
境内とは離れた場所にあることで”家庭的”な印象があり、洗濯場やお風呂場、食堂が完備、宿泊者は洗濯が無料。
1泊2食で6,500円。もちろん、お遍路さん以外でも泊れるようです。

金剛福寺|Found Japan(ファウンドジャパン)

「足摺の七不思議」のひとつ…お大師様を乗せた大師亀

大きな亀の石像があります。お大師様は海で修行をするために海亀を足摺岬の突端にある「亀呼岩」から呼び背中に乗って、眼前にある「不動岩」に渡り海上安全などの祈祷をしたと伝えられています。亀の背中に乗って竜宮城に行った浦島太郎みたいなお話で、足摺の七不思議の一つと言われています。

金剛福寺|Found Japan(ファウンドジャパン)

金剛福寺 」周辺の楽しみ

美味しい魚は清水サバ

かつおだけではなく、土佐清水では、あじと鯖も美味しいです。
全国的には「関サバ」が有名ですが「清水サバ」は脂がのってるのにひつこくなく甘みさえ感じます。
新鮮なのでお造りもいいですが、干すことで旨みが凝縮されるので軽めの一夜干しがおすすめです。

「あしずり温泉郷」での”ほっと一息”

疲れを癒すにはやっぱり温泉。お宿もいくつかあるので、のんびりするのもいいのではないでしょうか。
岬に一番近いお宿からの眺めには圧倒され、台風の時を想像してしまいます。
ペットOKのお宿もあるので、ペットと一緒にお遍路することも出来ます。

足摺岬からの絶景が「地球は丸い」を実感させてくれます

高知県では、地球が丸いと実感できる場所がいくつかあり、「足摺岬」もその一つです。
黒潮本流が直接ぶつかるのは、全国でも岬の西の臼碆(うすばえ)だけで、ここでしか見ることができない光景を楽しんではいかがでしょうか。
2か所ある展望台からの眺めは、雄大で「地球は丸い」とあらためて実感できます。

いざ、自然が作った「白山洞門」へ…

海蝕による洞窟、洞門が多い足摺岬の中でも高さ16メートル、幅17メートルと最も大きく、花崗岩(かこうがん)洞門では日本一と言われています。
何万年もの時をかけて自然が造った壮大な芸術とも言える洞門へ、遊歩道で行けます。
今でも波に洗われていて、高知県の天然記念物に指定されています。
「万次郎足湯」から洞門を見下ろすことが出来るので、足湯につかってのんびり眺めることが出来ます。

金剛福寺|Found Japan(ファウンドジャパン)

金剛福寺 」へのアクセス

〒787-0315 高知県土佐清水市足摺岬214-1

・土讃線「窪川駅」から土佐くろしお鉄道「中村駅」より「足摺岬行き」バスで1時間30分「足摺岬」にて下車
(土佐くろしお鉄道「中村駅」より、足摺岬を目指す方向で国道56号線、国道321号線を走り、土佐清水市で県道27号線に左折。足摺、中浜方面に直進、左手にあります)

金剛福寺 の駐車場情報

金剛福寺 の紹介サイト

四国八十八ヶ所霊場会ポータルサイトの金剛福寺のページは こちら

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