「 正法寺 」とはどんなところ?
「 正法寺 」は滋賀県日野町の鎌掛(かいがけ)というところにあるお寺です。
鎌掛は日野町の南東に位置しており、周囲には山林が広がっている緑の多い場所です。
そんな鎌掛のしゃくなげ街道から少し入った場所にこちらの「正法寺」はあります。
近くには日野ダリア園や近江ヒルズゴルフクラブもあります。
公共交通でアクセスする場合は、近江鉄道日野駅から町営バスに乗り、鎌枡で下車します。(乗車時間25分ほど)
その後、徒歩で10分程度の場所に位置しています。
車でのアクセスの場合でも、駐車場が45台ほどあるので安心です。また、駐車場が満車であった場合は、近くの日野ダリア園の駐車場の利用も可能です。
藤の花が見ごろの時期には多くの人が集まりますが、どちらかというと、全国的にはまだまだ穴場的なスポットです。
正法寺 の樹齢300年を超えた美しい藤を見に行こう
通称“藤の寺”と呼ばれるだけあって、1番の見どころはやっぱり藤です。
こちらのお寺には、数多くの藤棚が並んでいますが、この藤は、初代住職の普存禅師が元禄時代の初めに京都から苗木を移してきたものと伝えられています。
樹齢300年を超える歴史のある藤は、5月中旬位が見どころになっています。
中には、長いもので1メートル以上に達する花房もあり、とても美しいです。
藤棚の近くでじっくり見るのも良いですが、本堂から眺めたり、縁台からゆっくりと眺めるのもおすすめ。
良い天気の日に、心地よい風を浴びながら、かすかに揺らめく藤を見れば、心も華やかになります。
そんな、良い天気の日を狙って、藤の寺「正法寺」に出掛けてみませんか?
5月中旬には、近くの日野ダリア園のボタンも見ごろになっているかもしれません。
正法寺 の境内も色々と見てみよう!重要文化財もあります!
こちらの「正法寺」は元々はこの地にあったものではありません。
初代住職の普存禅師が近くにあった古ぼけたお堂の中の観音菩薩をこの地に遷してきて、お堂を建てたのが始まりと言われています。
御本尊は十一面観世音菩薩で、33年に一度の御開帳があるという秘仏です。
鎌掛では昔から安産の守護仏として深く信仰されているんですよ。
さらに、本堂のすぐ山手には、重要文化財に指定されている石造宝塔もあります。
この宝塔は鎌倉時代の正和四年という刻名が残されていて、数多くある石造宝塔の中でも特にすぐれた様式を持つ文化財なんです!
藤棚だけではなく、重要文化財もある境内を散策してみてください。
宝塔から眺めるは日野町鎌掛地区もまた絶景ですよ。
周りの景色も楽しみながら、境内を色々と歩いてみてくださいね。
アクセス
・〒529-1631 滋賀県蒲生郡日野町鎌掛2145
・電車/近江鉄道「日野」駅より鎌掛行バスで約25分
終点「鎌掛」バス停下車 徒歩約7分(鎌掛行バスは日曜・祝日は運休)
・車/名神「八日市」ICより約20分、「竜王」ICより約25分、新名神「甲賀土山」ICより約20分