ぶらり散歩で身近な日本史

神社仏閣

「岩本寺」四国霊場第37番札所

 「岩本寺」の歴史

「岩本寺」は、聖武天皇の命により行基菩薩が七難即滅、七福即生を祈念して仁井田明神の傍らに建立した末寺七ヶ寺をもち仁井田明神の別当寺だった「福圓満寺」が前身と言われています。
天正時代に兵火等で寺社共に一時衰退してしまい、この地域の神社を管轄下においていた岩本坊(現在の岩本寺)が法灯と別当職が継承されました。
戦国時代、江戸時代には武将や藩主等からの寄進もあり神仏習合の札所として隆盛をむかえます。
明治時代に廃仏毀釈の法難に遭い、苦難の道でしたが少しずつ再建を果たしました。

  御本尊様が五体もおいでのありがたいお寺

岩本寺の御本尊様は、なんと五体もおいでです。
不動明王様、観音菩薩様、阿弥陀如来様、薬師如来様、地蔵菩薩様と御本尊様が複数おいでになるのは珍しいかもしれません。
お寺の境内に祠(ほこら)があり安置されているのはあるのですが、御本尊様が複数おいでになるのは八十八ヶ所の中でもこのお寺だけです。
一度に五倍ご利益がありそうです。

岩本寺_foundjapan

 本堂の天井画は必見

本堂の天井にはめ込まれた板絵は全部で575枚あり、プロ、アマ、年齢を問わず一般公募したものです。
一枚の絵を天井に描いてある寺社はありますが、統一性があるような無いような自由なところが斬新で見ていて楽しくなります。

「岩本寺」には、人気の宿坊があります

きれいで、手足を伸ばしてゆったり癒せるお風呂のある宿坊はお遍路さんにとって1日の疲れを取ることができうれしいものです。
岩本寺の宿坊は、襖仕切り40畳以上の相部屋から6畳個室とさまざま…リーズナブルな価格なのに食事も美味しくいただけます。
観光やビジネスでも泊まることができます。
宿坊内には「手ぬぐい」や「スゲ傘」などの販売、コインランドリーまであって、遍路旅を快適にサポートしてくれます。
宿泊客(お遍路さん)は本堂での朝のお勤めに参加でき、宿坊旅ならではの体験ができるのも人気の一つです。
宿坊」の気になる料金ですが、一泊二食付きで6,000~6,500円となります。(要予約
※「ユースホステル」は宿泊費3,200円(YH非会員は1,000円増し)、朝食600円、夕食1,000円

岩本寺_foundjapan

 周辺の楽しみ

仁井田五社

お大師様にまつわるお話は多く仁井田五社にもありました。
境内の桜にお祈りをすれば安産する子安桜、加持を焼き栗にしたら一年に三度も実るようになった三度栗、加持をしたら蛭(ひる)が血を吸わなくなった口なし蛭、散った桜の花に加持をしたらみんな貝になった桜貝、お大師様が泊めてもらったお礼に加持をしたら泥棒が入らなくなった戸たてず庄屋などの伝説が残っています。

珍しい「栗焼酎」はいかがですか?

四万十町にある無手無冠の「ダバダ火振り」は、有名な栗焼酎です。
高知県は酒豪が多いと言われていて酒蔵も多いです。
焼酎銀行なるところがあって、焼酎を預かって熟成させてくれます。

最後の清流と言われる「四万十川」で川遊び

四万十川では、遊覧船を楽しむことができます。
遊覧船と言ってもこじんまりしていて船頭さんがガイドをしてくれます。
何よりも水面が近いので川の中でお魚が泳いでいるのを見ることができるぐらい透明度が高く最後の清流と言われるのがわかります。

四国には川の水かさが増えた時などに山からの木などが欄干に引っかかって橋を流すリスクを下げるために欄干のない沈下橋と言われる橋が多くあります。
四万十川にも沈下橋があり、川から見る沈下橋は、山と川と沈下橋、のどかな絵になる原風景です。
慣れていないと欄干のない橋を渡るのはちょっと恐いかも。

「四万十川」が育んだ食材を味わえます

きれいな川なので、なかなか天然うなぎ食べることができないのですが、四万十川の天然うなぎを食べてみてはいかがでしょうか。
養殖うなぎと違い自然の中で育ったからこそ皮は少ししっかりしていますが、脂がのっていて美味しいです。
お値段は少し高めですが、天然と言われたら納得の価格です。
小さな川エビは、素揚げで食べることができ、あおさのりは、高知のお土産の定番です。

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 真言宗智山派 藤井山 五智院 岩本寺へのアクセス

・〒786-0004 高知県高岡郡四万十町茂串町3-13
・JR土讃線「窪川駅」から徒歩約10分
・36番札所から国道56号線を四万十市方面へ。窪川トンネルを抜け古市町交差点を右折。直進して二つ目の信号を左折。突き当りを右折。約120m先左側にあります。

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