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深川不動堂 (深川不動尊)深川のお不動様でお願い不動尊に触れる週末

深川不動堂 (深川不動尊)は門前仲町駅からすぐにあり、千葉県成田市にある大本山成田山新勝寺の東京別院です。江戸時代から「深川のお不動様」として親しまれてきました。
不動堂で行われる護摩祈祷は煩悩を清らかな願いに昇華していただき、成就させる力をもつと言われています。パワースポットとして人気があり、「お願い不動尊」に触れることができる週末はたくさんの人でにぎわいます。

深川不動堂(深川不動尊)|Found Japan
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深川不動堂 (深川不動尊) 門前仲町

成田山深川不動堂の最寄駅は、門前仲町駅。駅を降りると街中に下町の古き良き風情が残っていて、お寺で焚かれるお香の匂いもかすかに感じられます。 そこに住んでいる人、学生、観光客などさまざまな年齢層の人たちが行き交う街で、「人情深川ご利益通り」と呼ばれる参拝道には活気があふれています

深川不動堂 (深川不動尊)の歴史

江戸時代、1703年に開創された深川不動堂は、成田山の御本尊を江戸に奉持し特別拝観したことに始まります。
御尊像は弘法大師自らが敬刻開眼されたと言われており、現在深川不動堂で奉祀する御本尊はその御分身です

深川不動堂(深川不動尊)|Found Japan
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深川不動堂 (深川不動尊)の旧本堂とおねがい不動尊

境内に入って正面にあるのが、2011年までの本堂です。関東大震災と第二次世界大戦により、それまでの本堂が消失してしまったため、千葉県印旛沼のほとりにあった龍腹寺の地蔵堂を1951年に移築しました。現在は江東区の指定登録文化財となっていて、区内最古の木造建築といわれます。

内部には「おねがい不動尊」が祀られています。樹齢500年を超える楠の霊木を使用した、国内最大級の木造不動尊像です。土日は「おねがい不動尊」に触れることができるので行列ができます。

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深川不動堂 (深川不動尊)の本堂

旧本堂の左側で目を引くのが本堂です。開創310年記念事業として建立された新しい本堂です。外壁はお不動様のご真言に包まれた「真言梵字壁」で、仏の力に守護された空間になっています。毎日4回、護摩祈祷が行われ、お寺の外までホラ貝と太鼓の音が響き渡ります。

本堂には「祈りの回廊」と呼ばれる長く静かな回廊があり、まばゆいばかりの1万体のクリスタル五輪塔が並んでいます。一つ一つの五輪塔の内部には小さな不動尊像が納められていて、その数は全部でおよそ1万体。宇宙の構成要素とした「地、水、火、風、空」を五輪塔の形で表現し、宇宙を表しています。

「祈りの回廊」の壁に連なる巨大な数珠を撫でながら参拝することでご利益があるそうです。

深川不動堂(深川不動尊)|Found Japan
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内仏殿と大日如来蓮池図

旧本堂の後にある内仏殿の大日堂には3000体を超す大日如来像が祀られています。4階の天井には日本最大級の天井画「大日如来蓮池図」が描かれており、一般公開されています。左右に白とピンクの蓮が描かれ、極楽浄土を表しています。

深川不動堂(深川不動尊)|Found Japan

深川龍神

境内に入ってすぐ左には、パワースポットとして有名な深川龍神があります。龍神さまは水をつかさどる神様で、農業や水産業に携わる人たちからも厚く信頼されてきました。

人気は「龍神願い札」。願いごとを書いて水鉢に入れるとお札がスッと水に吸い込まれるように溶けていき、願い事が龍神の許に届くと言われています。

この手水舎には人が近つくと反応するセンサーが備えられていて、利用する人がいるだけ水が流れるという、環境に配慮した仕組みになっています。

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開運出世稲荷とわらじ守り願掛け

境内に入ってすぐ右側には、総檜造り檜皮葺きの社殿があります。成田山新勝寺境内に座す「成田山開運出世稲荷」のご分霊が祀られ、開運成就のご利益があるとされています。毎年2月15日には例大祭、9月15日には開創記念大祭が盛大に執り行われます。

開運稲荷には、「太鼓」がおいてあるので、太鼓をならし、商売繁盛のパワーをいただきましょう。

また、敷地内にはおおきなわらじ「わらじ守り願掛け」も飾られています。足腰の息災を願うお守りで、願いを書いた小さなわらじをここにくくりつけて成就を願うため、常にたくさんの小さなわらじがかけてあります。

深川不動堂(深川不動尊)|Found Japan
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深川不動堂 のご利益

千葉県成田市にある「大本山成田山新勝寺」の東京別院です。

深川不動堂 の護摩祈祷

護摩祈祷とは、仏教の修行法の一つで、罪業を除くために行われる儀式のことです。深川不動堂の護摩祈祷は、毎日行われています。

護摩祈祷は、火を使って行われることが特徴的です。深川不動堂の護摩祈祷では、数千本の護摩木(ごまぎ)を使用し、大きな火で燃やすことで、罪業を焼き尽くすとされています。

また、深川不動堂の境内には、護摩堂と呼ばれる特別な建物があり、ここで護摩祈祷が行われます。護摩堂には、多くの参拝者が護摩木を奉納するための箱が設置されており、護摩祈祷の際には、その護摩木が使用されます。

厄除け・病気平癒のご利益

深川不動堂は、不動明王を祀るお寺であり、厄除けや病気平癒のご利益があるとされています。不動明王は、仏教の守護神の一人であり、不動明王を信仰することで身体的な危険や障害から守られるとされています。

商売繁盛のご利益

深川不動堂は、江戸時代から商人たちの信仰を集め、商売繁盛のご利益があるとされています。商人たちは、深川不動堂で商売繁盛を祈願し、お守りや御朱印を受けて、商売繁盛を願い続けてきました。

深川不動堂 (深川不動尊)の公式サイト

訪問される際には公式サイトを確認して下さい。

深川不動堂 の公式サイトはこちら

深川不動堂 (深川不動尊)へのアクセス

深川不動堂 の所在地

東京都江東区富岡1丁目17−13

深川不動堂 公共交通機関

東京メトロ東西線「門前仲町」駅
 1番出口より徒歩2分
都営地下鉄大江戸線「門前仲町」駅
 6番出口より徒歩5分

深川不動堂 その他情報

開扉時間:午前8時ー午後4時(縁日は午後6時)
参拝料:無料
ご縁日:毎月28日、1日、15日
内仏殿参拝[2階][4階]:午前9時ー午後3時(縁日は午後5時)
内仏殿参拝[1階]:午前9時ー午後3時45分(縁日は午後5時45分)

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